園長挨拶 - 児童養護施設 慈光園

園長挨拶

社会福祉法人明照会児童養護施設慈光園では、社会的養護を必要とする子ども達が、20名程、一堂に会して阿弥陀如来様に見守られ、感謝の気持ちを心がけながら日常生活を送っています。

基本的な生活習慣を大切に、学習やスポーツを通じて、次世代を担う子ども達が、ここからしっかりと自立出来るように私達は毎日の努力を重ねております。 また、常日頃から子ども達の笑顔で元気をもらい、地域や関係機関の皆様からの温かい一声一声に勇気づけられております。 私自身も、まだまだ力不足で課題も沢山ありますが、地域の方々や学校、また各関係機関からの多大なるご理解、御協力のお蔭で、子ども達は元気に過ごすことが出来ております。

さて、昨年はパリオリンピックの日本勢の躍進、大相撲春場所では尊富士が110年ぶりの新入幕優勝、メジャーリーグの大谷選手の「50-50」達成と、スポーツの力、若い人の活躍に心躍らされました。

一方で能登半島地震や闇バイトの横行など、世間に暗い影を落とす震災や事故、事件などもあり心を痛めることもありました。

また、新しい貨幣の発行やJAXAの無人探査機「SLIM」の月面着陸など、新たな時代の幕開けも感じる1年でもありました。

慈光園では、おおぞら運動会や球技大会、夏のキャンプ、餅つきなど、季節ごとに開催される様々な行事を通じて、子ども達の心の成長や職員の研鑽に繋がったのではないかと感じております。

また、新たな地域支援や家庭支援のあり方についての見識を深めるため、昨年9月~10月にかけて全職員が熊本、長﨑、福岡、大分、山口の児童養護施設や児童家庭支援センターにそれぞれ視察をさせていただきました。

この学びを活かし、今後更なる支援の充実を目指している次第です。

これからも思いやりと感謝の念をしっかりと抱いて、児童養護施設慈光園が更に明るく発展していきますよう、私自身も精進致して参ります。 地域・関係機関の方々におかれましては、今後とも、かけがえのない宝である子ども達を、温かく見守って下さいますよう、どうぞよろしくお願い致します。

 

令和7年1月